逆サラ30代 透析ライフ

既婚、子持ち、30代、腎臓病、腎不全、透析、腎移植、闘病からの目指せハッピーライフ日記!!

肺炎球菌

「covid-19」

 

とりあえず書いてみました。笑

サブタイトル的な。

 

前記事(扁桃腺手術)から約1年の投稿。

このブログのハードハードハードコアな読者の方は、ああ、逆サラは死んだのかな。

なんてよぎった方もいなくはないんじゃないでしょうか。

 

生きてます。

無事に生きてます。

しかも幸せに。

ありがとうございます。

シェイシェイ。

 

とはいえ先日、

人生初の肺炎になりまして、いつもの女子医大病院で1週間程入院していました。

びっくりしました。

 

まずは、仕事帰りに様子がおかしくて帰宅して熱を測ると40.1℃ 

まじか!!!

ってなってスーツを脱ぎ捨てポカリを握りしめて汗だくなのに布団で全身を覆い震えながら一夜を過ごしました。

 

このまま寝れたらいいけど、寝たらもしかしたらこのまま一生起きれないんじゃないか?なんて勘ぐって怯えたり。

 

なぜなら免疫抑制剤を飲んでるから。

このコロナ禍になって当然、いつもの先生に質問。コロナにかかったらどうなりますか?って聞いてたから。

 

メディアのニュースは全然信用してないけど、いつもの先生の言葉は信じれるから。

 

「いまのところ移植患者がコロナで重症化したのは全国で十数名」

 

抑制剤を飲んでるからコロナにかかりやすくなるわけではないけど、かかったら重症化しやすいのは事実。なんて聞いてた。

 

だから、ただの風邪でもならないようにコロナ関係なくずっと手洗いうがいは徹底していた。

そして今回、術後はじめての発熱だった。しかも40℃超。ぴえん

 

陽性だったら大変だから気休めでも家族とは自宅の中で隔離してた。

発熱の翌日。

もともといつものクリニックに検診予定だったのでキャンセルがてらどうしたらいいか朝一で電話をした。

「熱がでてるのでつらくてもすぐに当院の発熱外来にきてください」とのこと

つらくても?

「つらくても」

近くの病院じゃダメ?

「ダメ」

すぐに?

「すぐに」

 

その瞬間、握り締めていたポカリをそっと床に置き、昨夜一緒に買ったプリンとゼリーを冷蔵庫に戻し、早々に僕は着替え始めました。脱ぎ捨てたスーツはそのままに。

 

息を荒らしながら、満員電車に乗り陽性だったらみんなごめんって心の中でつぶやき、馴染みの若松河田駅まで。当然ラーメンを食べる気力も食欲もない。というか、最近ラーメン欲があんまり出ない。まあ、これはどうでもいいか。

 

着いて早々に隔離され、PCRとCTの検査をして結果待ち。職場には朝一で状況は報告済み。

一応、職場では一つのチームのリーダーをやっている。毎月定例ミーティングをしていろんな話をするんだけど、ホウレンソウは口酸っぱく言っている。

これは自論なんだけど、ホウレンソウができない人っていくら注意してもできない。なんでかなって考えたときにある一説が浮上した。

 

ホウレンソウができる人は

「おもいやりがある人」

 

報告って報告を待ってる人がいるからすぐ報告するべき

連絡って知らない人にそれを教えてあげる事だからすぐ連絡するべき

相談は心配している人に思いを伝えるからすぐに相談するべき

 

いずれもすることが大前提で大事なのはスピード感なのだ。

 

職場への連絡は8:30〜40の10分間にするのがルール。

僕はまず、8:30に電話をかけて連絡をいれた。

次に部門長に取り次ぎをお願いし、いま熱が40℃出ていてこれから病院に向かう報告をする。そして自分が当日やるべき仕事の割り振りの相談をした。

おそらくPCR検査をするから進捗が分かり次第改めて連絡をする報告を約束して電話を切った。

意識が飛びそうな状況で我ながら完璧なホウレンソウだ。笑

 

それは全て職場へのおもいやりということだ。

案の定、そのあと部門長はすぐに人事部へ感染疑義者の報告をして濃厚接触者を洗い出し、僕が陽性だった時の備えをする。

 

もう一回言います。

大事なのはスピード感なのだ。

それは全て相手を思いやる裏付けなのだ。

 

話を進めよう。

隔離されて夕方になったときにPCR検査結果が出た。「陰性」

セーーーーーーーフ!!

 

続いてCT結果。

「肺が白く写ってます。肺炎です。」

アウトーーーーーーーーーー!!

 

その日からの入院が決まった。

 

自慢じゃないが、術後1回も風邪をひかなかった。たまに、鼻水が出たり軽度の頭痛とかはあったけど、仕事も休んでなかった。

 

来るときは来るんだなってまたひとつ悟りを開いた。とはいえ、肺炎なんてのは初めてかかったわけで、失礼だけど高齢者がかかるもんだと思ってたわけで、とても不安になったのは事実でした。

 

勝手に日帰りプランだったので、荷物は必要最低限。ハンカチすら持ってなかったわけで。

そのままの格好で点滴打たれて完全隔離個室に誘導された。しかし担当の看護師はついてくれた。ここで改めて医療従事者の方々に感謝いたします。女子医大のボーナス問題もニュースでみてたから正直どうなん!?っていう気持ちもあったんだけど、相変わらず親切な方ばかりでした。

 

「親切」の定義も以前のブログで語ってるのでよかったら見つけてください。

 

肺炎‼︎っていっても実際につらかったのは発症初日の自宅での一夜。何しても苦しくて、寝れなくて喉はカラカラで。

でもね、透析の日々や腎生検や腎移植後の痛みに比べたらへっちゃらなレベルだったんです。

経験は偉大。あのつらさに戻らないために日々水を大量に飲むのです。睡眠をとって仕事はほどほどにするのです。

 

最近、ビジネス系のyoutubeを観るんだけど(知識のツールが浅い笑)、「凡人が天才に勝つ方法」っていうテーマがあった。

 

その人は2ちゃんねるの創造主でいまはフランス在住の天才。

話をかいつまんで紹介するとこういうこと。

 

その人は決して自分は天才ではない、自分は凡人だと。

ただ唯一、凡人が天才に勝ることができるのは、「体調管理の徹底」要は、よく寝ることだと。天才は何をしてもこなせる。ただし、根本は人間だと。人間は風邪をひくし眠いと生産性は落ちる。

天才でも風邪をひけば、能力は4割ほどに落ちる。凡人の力が天才の6割程度ならばそれを日々コツコツと元気で続けていれば安定した結果が得られると。

 

ふむふむ。

メモメモ。

 

自分はこう解釈した。

とりあえず能力を6割に持っていかなければ。

これ、仮に凡人の能力が5割とか4割だったら、風邪っぴきの天才にも勝てないということ。

だって凡人も風邪ひくでしょ?

 

天才が体調管理をしっかりしたらもうどうしようもないでしょ?って。

 

小さい時からいつも思ってたことがある。

「うさぎとカメ」の話。

あれって最終的にはコツコツやる者が勝つって話だけど、これ2回戦目があったらうさぎの圧勝だよね。って。

だってさすがに2回戦目でうさぎは寝ないでしょ。それで寝たら兎じゃなくて馬もしくは鹿でしょ。いやもう、馬にも鹿にも失礼だな。

ごめんなさい。

 

まじめなうさぎにおれはなる!!

小学生の僕は心に誓っていた。

その気持ちは娘に絵本を読んでる時にも変わっていなかった。

 

いま自分がうさぎかはわからないが、まじめであることは確かだ。

 

本題の肺炎はというと、、

入院してからすぐに抗生物質の点滴を続け無事に1週間で退院できました。

強いて言えば何もすることなくてヒマでつらかったです。

 

このブログを書き上げるのに3週間くらいかかってる。なんて生産性のないブログなんだ。笑

 

はじめは透析中の小遣い稼ぎに!

なんて意気込んでみたけど、いまは自分のアーカイブ。でもとても価値のあるブログ。

痛みを忘れずに人に優しくなれるブログ。

人生を振り返りながら前に進めるブログ。

自分に向き合って力を抜けるブログ。

 

あっ、最後に最近の嬉しい出来事。

4才になった娘に中国人の友達ができました。

今日はそのお友達の家にお邪魔して本格中華をいただくみたいです。

僕は無事に仕事に行ってきます。

シェイシェイ。

 

では、また今度。

サイツェン。

 

 

 

 

 

 

 

扁桃腺摘出手術

1年以上ぶりです。

なぜこんなにも、ブログを書かなかったのか。

お察しください。

 

「何も書くことがないし、書く時間もなかったから」です。

 

以前は、透析中とか腎生検や腎移植の入院中に時間潰しがてら広告収入が得られる透析ブロガーを目指してました。(本当に)

 

でも、その夢半ばもいかないタイミングで腎移植は成功の上、透析ライフは無くなり、健常人として社会人として3歳児のパパとして幸せな日々を過ごしていたのです。

つまり、元々は透析への活力、腎移植への励みの効果もあり、微力でも同じ境遇の人達の一つのネタ合わせになってくれればという願いも込めていました。

だから、本当はそのまま腎移植後の経過報告をしていきたかったんですが、これがまた日々戦いなんですね。仕事も子育ても両立はあり得ないです!!助け合いがないと有り得ないんです。世のシングルマザー&ファザーを心から尊敬します!!

ということで、偶然なのか必然なのかこのブログを読んでいる全ての人に腎移植後の経過を時系列でご紹介。

 

2018年

7/20 生体腎移植手術成功(1週間程で退院)

・3ヶ月間の休職

・その間、腎移植後クリニックへ週1で通院

・職場へは事情を全て考慮の上、通常勤務で復帰

・期間限定の主夫として料理スキルを磨く

・半年経過順調のため、検診は月1となる。

※腎臓の拒絶反応なし

 

2019年

7/20 1年後の腎生検(次回2年後予定)

8/30 生体腎移植経過良好のため、シャント閉鎖手術成功

9/1 腎生検結果報告

 ・IgA腎症発症発覚

 対処法

 ①投薬治療

 ②扁桃腺摘出手術

 

11/26 扁桃腺摘出手術成功

 

なう。パチパチぱち👏

 

まとめるとですね、

移植後の経過は良好で今も月一の定期検診で通院しています。そこで予定通りの1年後の腎生検によって、拒絶反応はしていないが炎症を起こしている。これはIgA腎症というよくあるパターンの一つ。これを治すにはまだ医学的な立証はされてないけど、扁桃腺をとっちゃうとかなり効果的なんだよね。だからさっさととっちゃおう?ちなみにこの病気は急になることはほぼないから再発ということで元々の原因はこれだったんだね。びっくりするかもだけど、免疫異常を起こして自分の腎臓くんを痛めつけちゃう指令を送ってるのがこの扁桃腺ちゃんなんだよね。だから、さっきも言ったけどさっさととっちゃおうね、ねえねえねえ〜みたいな感じで先生が言ってた。(別にオネエとかではない)

 

だから、とりました。

 

僕の場合、元々腎臓がダメになった原因が解明されぬまま移植に至ったから今回の腎生検でそのミステリーも無事解けたんです。腎生検は本当にすごい。(ぜひ、以前のブログもご参照ください。)

 

ここから掲題の件に触れていきましょう。

入院期間は10日間(結構長い)

手術は全身麻酔で行われ、所要時間は麻酔を覚ます時間を含めて3時間くらい?

意識が戻ってきた時に妻の顔が確認できた時はすごくホッとしたな。

オペ自体は難しくないみたいなんだけど、厄介なのはやはり術後の痛み。

まず、麻酔から覚めた直後の吐き気。

これは個人差あると思うけど、僕はかなりきつかった。喉がめちゃ痛いから絶対吐くものかと死ぬ気でこらえた。

その後も3日間は地獄。喉がひたすら痛い。

なんか口の中に器具を入れて無理やりこじ開けてたから舌もすごい腫れててロレツも回らない状態。唾液も滝のように流れ出るからそれを飲み込むたびに喉の激痛。

ひたすらたえる。

そして三分粥すら食べれず、空腹との闘い。

術後の注意書としては、刺激物、熱い物、硬い物はNG。

 

現在4日目にして痛みは残るものの、その注意物以外はちゃんと食べれるようになり、元気を取り戻したんです。

 

ただね、やっぱり入院生活って本当ヒマなんで、いろいろギャンブルしたくなるんです。

ここからは僕のこの3日間の食べ物奮闘記の結果を極限の空腹状態と想像しながら御覧ください。

 

OK

バニラアイス(飽きた)

雪見だいふく(餅NGだけど◯)

プリン(飽きた)

ゼリー(想像通り)

コムタンスープ(3日目ならギリセーフ)

コーンクリームスープ(蘇生効果あり)

カフェラテ(口の中で冷ましながら)

うどん(最高)

水(命の水)

ウィダーインゼリー(MVP)

 

NG

お粥(飽きた)

お麩(飽きた)

お豆腐(見飽きた)

天ぷらそば(そばが喉に引っかかって痛い)

朝食バナナ(ゼリー状なのにたぶん成分がしみた

)

 

OKな部分に注目!!

意外に攻めて見ましたよ。

いろんなブログを見てみたんですが、やっぱりオーソドックスなアイスとかプリンがいいよ!みたいなネタしか見れなかったんで。

ウィダーインゼリーは重宝しました。

 

今後の誰かの参考になれたらいいなと。

とまあ、だいたいいつもこの2000文字あたりでバテてきちゃうのでもうやめます。

 

あっ、最後に真面目な話を。

病気とか手術で入院してると気持ちが落ちちゃうんだけど、全部が悪い方向にいくわけではないなって改めて思った。

 

なんでかって、別に率先して他の入院患者とコミュニケーションをとるわけじゃないけど、自分の耳に入ってくるワードはどれも新鮮で非日常的で面白い。

看護師さんと患者さんの会話や、見舞い客と患者さんの会話や患者さんの様子とかね。

 

みんな点滴ぶっ刺しながらカタカタゆっくり歩いてたり、車椅子で運ばれたり、元気そうだったり。今風な若い男の子とかお金持ち風なおじさんとかマザコン風な透析患者とか。

視覚的な刺激も新鮮で非日常的でスリリング。もちろん自分も含めてね。

 

いろいろ考える時間があるから今後の整理もできる。普段できない勉強もできるし情報も入ってくる。

 

あれ?入院病棟って自分にとってパワースポットなんじゃない?むしろアナザースカイ!?的なことを考えて1人でニヤニヤしてたらこのブログを書きたくなったんだ。

 

もちろん自分の家族もお見舞いに来てくれて。温かさや幸せを何十倍に噛みしめられる。

今日、愛する娘も会いに来てくれて、、

パパーって全力で走って来てくれて、

ちょっとした広場でちょっとした隠れんぼして。隠れんぼってこういうためにあるんだ。って意味不明な感心を抱いて。

 

思い出すだけで泣けてきたのでもうやめます。

次回の更新はいつでしょうか。

 

それは僕の腎臓のみぞ知ることかもしれません。

 

今は、スーパーで売ってるお寿司が食べたい。

 

 

腎生検2

腎生検なう。

 

あれ?

もしかして、

 

「なう。」って           死語。?

 

マジ卍。

 

 

今、移植後3ヶ月後の「腎生検」をするために

#女子医 にきております。

 

腎生検とは?

 

過去記事参照くださいませ。

 

壮絶な戦いなんです。

 

それでも、一度経験済みなため心は穏やか。

 

とはいえ実際の「ガシャン」は不安と恐怖を煽るだけ。

 

※過去記事参照くださいませ。

タイトル「ショーシャンクの空に

 

でもでも、なんと今回の禁止事項は右足と寝返りだけ。

 

安静時間は変わらず6時間だが、お腹に重しをのせるだけ。

 

前回は腰のあたりに重しを置いてたのも辛かった。

腎臓の場所が違うからね。

 

 

手も左足も首も動かせる!!

iPhoneいじれる!!

 

ブログも書ける!!

 

暇つぶしの嵐!!

 

腎生検は午後からなので、

気持ちは最後の晩餐として、母親と近くのラーメン屋に行った。

 

以前にもさらっと書いた

 

「麺庵 ちとせ」

 

若松河田駅に来る最大の楽しみと言っても過言ではない。

 

手術前の父親とも、手術後に姉とも行き、今回は生検前に母親とで家族コンプリート。

 

なかなかの思い出の場所でありソウルフードになりつつある。

 

あのチャーシュー食べるたびに来てよかったーって思う。

 

たまにあの上品な担々麺が食べたくなる。

 

そうすると次はあっさり醤油が恋しくなる。

 

何回か行くと塩にトライしたくなる。

そしたらまた醤油を思い出す。

 

そろそろあの担々麺が食べたくなる。

 

長い付き合いになりそうだ。

 

こんな話をした後になんなのだが。

 

腎生検結果は約1ヶ月後。

 

何も問題ありませんように。

 

 

たった1泊の検査入院なので荷物も必要最低限に。さっと行ってさっと帰宅。

 

経験は偉大なり。

 

サイトメガロウィルスも無事陰性になりました。

サイトメガロ

メガロサイト?サイトメガロ?

完全に覚えるには1週間はかかった。

 

10月1日から実は、職場復帰を果たした。

7/20に生体腎移植を受け、3ヶ月かからずだ。

 

それまでの経過は?

ブログ更新がなかったのが物語っている。

更新しなかったのではなく、更新できなかったから。

 

そう、書くネタが特にないくらい順調に経過を過ごしていたんです。

 

前回ブログの時系列で遡ると、

術後、6日後に退院。

ドレーンが外れてからは院内で歩行練習をし、なるべくベッドで横にならないことを意識付けられた。

 

術後の痛みは?って?

 

それがなんと、予想してたよりめちゃめちゃ痛くて。立ち上がるだけで息が上がるほど。

なにが一番こわいって、

 

くしゃみ。

 

あれは自殺行為に等しいくらい苦痛。

 

とにかくなにするにも痛かった。

それでも、退院後の2日後には通院開始。

移植後患者が通うクリニックが女子医の近くにあり、まずは週2で通うことに。

退院直後なんて歩くのもままならないのに来院が朝の通勤ラッシュの時間帯とかぶるのでただただ必死に耐えて通った記憶しかない。

 

クリニックでは、

採血と採尿。時々エコーして数値を見る。

メインになるのは、クレアチニンとグラセプターの血中濃度と白血球とサイトメガロウィルス。

その他にも色々あるけど割愛します。

 

まずはクレアチニンの話。

 

僕のこの3ヶ月間の経過としては、

1.5〜1.7。この値の範囲で上がったり下がったり。とにかく水を1日に2.5ℓは飲めとのことだが、確かに飲水が少ない日があると割と高めの数値がでていた。

 

健常者のクレアチニン値というのは、だいたい0.6〜0.9くらい。僕は術後から順調にいけばその値まで下がるものだとイメージしていたがそうではないらしい。

ただ、それよりも大事なのは、今安定した1.5〜1.7の数値をキープすることだと。

 

とにかく僕に出来ることは1日も怠らず意識して水を飲むこと。それだけ。

 

グラセプターの血中濃度は、常にチェックしながらその週の飲む量が変わる。

術後3ヶ月間は量が多く、6〜8粒で変動している。

ちなみにグラセプターというのは免疫抑制剤の事。他にはメドロールとセルセプトっていうのを飲んでます。

 

うだうだ書いてますが、結論は今のところまあ順調に経過を過ごしている。

だから3ヶ月経たずとも職場復帰できてる。

 

復帰初日を迎えて、一言。

 

すごく疲れました。

 

復帰までは自宅療養とかいいながらマスクをしながらまあまあ外に出かけていた。娘の保育園の送り迎えに、掃除洗濯、夕飯の準備と主夫ライフの体験をし、東京タワーとかロハスフェスとかアンパンマンミュージアムとか行っちゃったり。言葉のイメージとは裏腹にアクティブに過ごしていた。

 

それでも体力は落ちてたんだと実感。

 

もちろん免疫抑制している認識と危機感は持ってましたよ。

あまり疲れないように休みながら行動して、手洗いうがいは徹底的に。

 

 

そんなこんなで復帰が近づいた1週間前あたりから「サイトメガロウィルス」の検査に陽性がでてしまった。

 

焦ってネットで調べてみるとまあまあ恐い内容で。。

担当医にきくと、もともと抗体はもっているので問題ないがこのまま数値が増えると入院もあり得ると。

 

逆を言えば、免疫抑制剤が効いてる証拠で、陽性が出てしまうのは想定内だと。

 

とは言っても移植素人からするとただただビビってしまう。ここで、

 

「バリキサ」という薬が登場。

この薬はサイトメガロウィルスを抑制する薬だとか。

 

これを毎日にしたり、2日置きにのんだりと変化そつけて経過を見ているのが今の現状。

 

入院は嫌だ。

今の願いはそれだけ。

 

うーん、。

 

ここまでブログ更新を溜めてしまうと、

ただの経過報告で終わってしまうな。。

全然冗談が思い浮かばない。

 

常に冗談を言える気持ちの余裕が欲しいな。

 

 

ドレーン

今日は何の日?

 

「腎移植が成功して4日目」の日。

 

そうなんです。

無事、手術は大成功でした。

 

術前は流石にナーバスになって、麻酔をかけられそのまま起きなかったらどうしようって。

 

どうしよう、というか意識が戻らなければ自分はそれで終わりだが、愛する妻も娘も親族も置いていけないという気持ちが強かった。

 

「逆サラさん、手術は終わりましたよ〜」という声が遠くから聞こえてきて、うっすらの意識の中、目を覚ますとすぐさま安心の気持ちが生まれた。

 

どこで起こされたかはわからないが気付けばHCU(集中治療室)に連れてこられ、そこで家族ともご対面。

 

意識はボーッとしてたので、声だけ聞こえてそのまま眠ってしまった。

 

静寂の中にピピッピピッと機械音が鳴り響き、複数並ぶ機械の重複音が僕の腎臓に唱えかける。まるで透析生活のレクイエム(終止符)を捧げ祝ってくれてる気持ちになった。

 

まあ、実際はそんな大層なストーリーではない。何が辛かったってノドの渇き。

 

術後はいっぱい点滴入れてオシッコをひたすら出すのが良らしいんだけど、1時間になんと1500mlも出るから喉が渇いて仕方がない。それだけいただいた腎臓が働いてる証拠なんだけど、何も口に入れることができないからひたすら渇きとの戦い。水を含んで潤すくらいはさせてくれたけどかなり気休め程度。

「いつになったら水が飲めますか?」を生涯で1番発した一夜だった。

終いには、唇が渇いてくっついちゃったからナースコールを押しても要件を話すことができないほどだった。

 

もちろんレクイエムが耳障りになって寝れないしとても長い夜でまあまあつらかった。

 

ちなみに翌日は父親も無事にもう歩いているという朗報を耳にした。

 

ドナー側は本当に回復も退院も早いんだ。

術後の2日後には退院してバイバイ。

 

ただもう、感謝しかない。

 

本当にありがとうございました。

 

術後に刺さってる管は3本。

 

尿道への管

・点滴やステロイド投与の為の首への管

・局部近くに刺さってるドレーという管

 

首と尿道の管は経験済みなので動揺なし。

(経験ってスバラシイ)

 

そのドレーンというのは、腎臓を結合させて近辺に出るリンパ液や血液を外に出し、経過を見るための管。ここから大量に液が出てしまうと問題らしいが特に問題なしとの事だった。

 

どれも痛くはない。

 

ただ傷口は痛い。

 

右の膀胱近くにくっつけたので右脇腹から下腹部まで20cmくらいザックリいってる。

 

恐る恐る見てみると、、

何やらボンドで接合してるみたいで時間が経つとそのボンドがボロボロととれてくるらしい。

 

最初はちょっと起き上がったりお腹に力を入れるだけでグハッッてなってたけど、徐々に慣れてきた今4日目で首と尿道の管はとれた。

あとはドレーを残すのみ。

 

順調にいけば7日目で退院予定だと。

 

早いですね。

 

今回のブログに話のオチはありません。

 

とりあえず結果と経過の報告までにあしからず。

 

免疫抑制剤

今日は何の日?

 

「腎移植手術の前日」の日。

 

いよいよ、運命の大一番が目の前に見えてる。

 

手術前の1週間前にすでに入院してるんだけど、何か検査をするわけではなく、ただ安静している状態。

 

強いて変わった事と言えば、透析の周期を月水金から火木土に変えた。

 

手術日は金曜日なので、その直前に透析をするために変えた周期ってだけ。

 

あとは、入院初日から免疫抑制剤を飲み始めてる。もう!?って感じでドキドキはしたけど、すぐに効果があらわれないから早めに飲むんだと。

 

飲んでるのは3種類。

 

・グラセプター 1mg ×6錠 朝

・メドロール 4mg ×5錠 朝

・セルセプト 250mg ×4錠 朝夜

 

これは術後も同じ様に飲んでいく一般的な治療法らしい。

 

なぜこうやって細かく書いたかと言うと、覚えなくてはいけないから。

震災があった時に、患者の薬手帳が紛失し自分が飲まなくてはいけない薬がわからず大変だったからなんだと。

 

あと、1番問題視しているのが

 

「飲み忘れ」

 

これはもう、1番怖い。

 

透析中にも数種類の薬がでていて、降圧剤、カルシウム剤、リン抑制剤等。これは毎朝のモノと毎食のモノもあって何回も飲み忘れが発生していた。

 

これからはテヘペロで済まされない。

 

せっかく貰った腎臓をダメにしてしまわぬ様、細心の注意を払い続けなければいけない。

 

特に入院中、体調に変化はないんだけど薬の影響で体の火照りがある。辛くはない。

日焼けしたあとのポッポ感が適当な表現だろう。

 

あとはお腹が空かない。

これは、単純に動いてないからだ。

ずっっっっっっとベッドの上にいるもんだからこれでもか!くらいお腹が空かない。

 

今回、入院中にみた映画は3本。

ご紹介いたします。

 

「KINGSMAN ゴールデンサークル」

MANNERS MAKETH MAN.

2なのにちゃんと面白かった。 バカでもわかる明確なメッセージと伏線。ド派手というよりかは小気味の良いハードアクション。男子心をそそらす武器の応酬。1もそうだったけど、ハッピーエンドなのかバッドエンドなのかよくわからない雑な終わり方が逆に新鮮。

 

 

STARWARS episode 8 ラストジェダイ

やはり、前作に続き微妙。

エピソード1〜3のようなジェダイのカッコよさがないし、生き残りのレジスタンスの人間感が強いし、4〜6の同窓会感が否めないしなんか、劇場の色んな客層を取り込もうとして全てが中途半端で迫力に欠ける。


スターウォーズといえばSFの最高峰として戦闘シーンとかスケールの大きさがワクワクするのに、伏線のはり方がどうも稚拙な上で等身大で考えてしまうストーリーが観た事への後悔すら覚える。


結局の最終的な感想は、

ジョージルーカスは偉大なり。」 テーゼの方、気を悪くさせたらすいません。

 

 

「gifted」

From「500日のサマー」製作スタッフ。

話のストーリーはありがちな感じだけど、人間の内に秘められる才能とそれを活かすか活かさないか、何が大事なのかもったいないのかっていう葛藤がすごい。

格言だらけだし、Funnyだし、泣いちゃうし。その感情を全て司ってたのはヒロインのこの子。

LEONのナタリーポートマン、KICK USのクロエモレッツ、ハリーポッターのエマワトソン的な衝撃の存在感だった。

 

 

グレイテスト・ショーマンも借りたんだけど、開始10分で記憶が無くなったので観るのをやめました。

やっぱり個人的にミュージカルは苦手なんです。ララランドもイマイチだったので。

 

ストーリーが歌で入ってこなくなっちゃうんだよなあ。

 

次は、ブレードランナーを観る予定♪

 

アンチテーゼ

今日は何の日?

 

「腎移植まであと5日」の日。

 

今は女子医に入院して、3日目の夜。

入院は、以前に腎不全が発覚した時に1ヶ月くらい埼玉医大で入院したぶり。

 

今回の入院で何が良いって病院食が普通にうまい!ヘルシーな上でしっかり味付けがイケてる。メニューも豊富で朝はトーストも出来ちゃう。病棟は9階にあるので景色も良好。

都庁とかタイムズスクエアとかモード学園とか新宿の雑踏を堪能できる。

終いには、スカイツリーもこんばんは。

 

いまんところ、ストレスはなし!って感じ。

 

さて、そんな好調な滑り出しをした入院生活ですが初日に衝撃的な事実を知らされた。

 

僕の血液型はO型。

 

入院初日に採血をするって事で、患者を間違えないように自分の名前と生年月日を読み上げ看護師も再度、複唱確認。

 

看護師:「逆サラさん(私)、血液型はA型+ですね?」

 

ん?

 

僕の血液型はO型ですよ?

 

看護師:「え?」

 

ん?

 

看護師:「え?」

 

ん?

 

看護師:「おかしいですね、以前の採血結果はA型+で間違いなさそうです。」

 

ん?

 

生まれてこの30年間、O型として生きてきました。

 

看護師:「はあ。」

 

僕は本当はA型だったんですか?

 

看護師:「そうみたいです。」

 

まじ、、?

悶絶。

 

ただの採血だったはずが、これからの人生を大きく変える一コマだったとはだれが予想されようか。

 

手術への準備と姿勢は整えてきました。

 

ただここに関しては、整理がつきません。

 

今までO型として下げてたツラをこれからどのツラ下げてA型で生きていけばいいのか。

 

O型だからと許されてきた大雑把な性格を、これから几帳面にシフトチェンジする恥ずかしさ。

 

基本的に占いとか、血液型性格診断とか信じないんだけど、どういう風にテーゼ化しているのかは興味本位で把握している。

 

アンチテーゼというのはテーゼがある上でアンチが成り立つ訳で、ただ偏見で否定的な意見を言うだけの事をアンチテーゼとは言わない。

 

僕のアンチテーゼ精神の筋は通してるつもりだ。

 

例えば「YouTuber」の存在。

 

若者からの人気職業にも入ってくる得体の知れない謎の職業だ。

 

もちろん僕はアンチテーゼ。

 

今の職場での若い子からもYoutuberになりたいというほざきをたまに聞く。その度、説教だ。

 

ただ、そのYouTuber のテーゼを理解しなくてはアンチは語れない。

 

様々な人気のYouTuberを拝見した。

いろんなネタを我慢しながら観てみた。結構観た。やっぱり嫌いだ。

 

虫唾が走る。

 

ただ、やり方や所作やスタンスはどうであれ情熱は認める。

 

チャンネル登録数を増やす為の情熱は決して真似できない。これは嫌味ではなく、自分のめんどくさがりな性格と変に頑固な部分が、動画を上げて収入を得るという柔軟なスタイルがどうしても腹に落ちてこないからだ。

 

そこにYouTuberのテーゼがあるわけで、僕はアンチにならざるを得ないというのが正直な結果だ。

 

YouTuberは誰よりも努力家なのかもしれない。

 

そして、余談だが唯一僕がチャンネル登録してしまったYouTuberがいる。

 

「すするTV」だ。

 

彼は、毎日ラーメン健康生活と題して日々、全国駆け回りひたすら美味しいラーメン屋を紹介している。

 

ラーメン紹介するYouTuberは幾多いるけど、彼は抜群にラーメンをすするのが上手。

どのグルメレポーターよりも上をいってると思う。

 

彼の動画を観るとラーメンが食べたくなる。

ただそんな彼にも弱点がある。

好みが「家系」なのだ。まだ若いからなのか、全国の店舗を紹介ながら「こってり」に偏っている。

 

そんな中、おっ?っと目に止まった。

 

珍しく都内のあっさり醤油系の店を紹介していた。

 

お店の名前は、「ちとせ」

ラーメン雑誌にも載る名店らしい。

その都内のエリアは新宿。駅名は若松河田駅

 

そう!

 

東京女子医大の最寄り駅!!

 

こーれは、行くっきゃない!!

と、行ってきました。

 

探さなきゃ絶対わからないディープコアな場所にありながら平日の昼間でも数人並んでいた。

店は若夫婦でやっており、店内はモダンでクールな印象。奥さんは可愛く、とても感じの良い気配り屋で厨房には奥渋谷のカフェバーにいそうな今風の旦那さんが自家製麺を湯切りしていた。

 

すする君の動画の雰囲気を辿ると、自家製麺のツルツル感が最高にうまかったらしい。そこに透き通る淡白な醤油ベースのスープが輝いていて純白なチャーシューがトプンと浸かっていた。

 

そのすする君いわく美味しそうに見えるチャーシューの味がイマイチ、ピンと来なかったみたいだ。その動画でマズイなんて禁句はもちろん言わなかったが、どうもイマイチ感をほのめかしていた。

 

何やら味付けが今までのチャーシューにはない独特な風味らしい。

要は彼の持つチャーシューテーゼに、はまらなかったということだ。

 

これはもう、自分で試すしかないと。

 

いっただっきまーす!(すする風)

※気になる方はチャンネル登録を。笑

 

うーん、麺は噂通りのツルツル食感。一瞬だが、素麺ですか?くらいのツルツルタイムがある。

そして、鬼門のチャーシュー!

 

うーん!

んまい!!

見た目よりも歯応えはしっかりしているけど口の中で溶ける感触。味付けはと、、

 

んまい!!

確かに初めの一口目は味わったことのない独特な香りが漂う。が、それが新鮮すぎてなぜチャーシュー麺にしなかったのかと後悔した程だ。

 

これは素人の勝手な憶測だが、

オリーブオイルを使ってるかな?

と。間違ってたらめちゃめちゃ恥ずかしいので大声では言いません。

 

要は好みだった。

僕のチャーシューテーゼにもハマらなかったが新しいテーゼが生まれた瞬間だった。

 

透き通るスープはとても上品ながらしっかりした味。たぶん使ってる水が美味しいんだと思った。飲み干したかった。

でもね、そこはちゃんと冷静なんです。

僕は腎臓が悪いから塩分取り過ぎが良くないんです。

 

じゃあそもそもラーメンなんか食ってんじゃねー!!

という優しい心をお持ちの方もいらっしゃるはず。ただそこはごめんなさい。

たまにの過ちをお許し願います。

 

さあさあさあ、話は血液型に戻りまして、僕はこの30年間O型として生きてきたわけで若干ながら細かいと言われやすいA型を真逆のタイプと位置付けていました。

 

ただもう金輪際、血液型診断は全くの無意味だという事を身をもって証明いたします!!

 

アンチテーゼのために1番意識して影響を受けて惑わされ偏見を持っていたのはこの僕なのだと!!

 

血液型がなんであろうと人間の本質は変わらないんだと!!

大事なのは何型や何座ではなく、どう生きてきたかなんだと!!

 

みなさんおわかりか!?

こうやって話のスケールを大きくすることによって自身の恥ずかしさを誤魔化している事を!!

 

もう虚勢を張るのはやめよう。

ありのままに。

 

僕はこれから、A型として生きていきます。