逆サラ30代 透析ライフ

既婚、子持ち、30代、腎臓病、腎不全、透析、腎移植、闘病からの目指せハッピーライフ日記!!

陰性

今日は何の日?

 

腎生検の結果発表の日。

 

透析のルーティンはしっかり出来上がり、2つの病院を駆使してなるべく負担がないように出来ている。

 

職場の理解を頂き、

月・水・金の透析リズムに合わせて。

 

毎週月曜日はお休みにしてもらい、自宅の近くにある透析クリニックへ通い、水・金は仕事帰りに初めに入院していた夜間透析をしている病院へ。

 

今出来る最も理想的な形だ。

 

1つの同じ病院に週3で通うのがセオリーなのだが、自宅近くのクリニックに週1でも可能か?と尋ねたところ事情を理解していただき無理なお願いを快く承諾してくれた。

 

捨てる神がいれば、拾う神もいるってわけ。

 

そのクリニックの親切な室長さんは、僕が通っているもう一方の夜間透析に興味が強いらしい。

 

「うちのクリニックはまだ出来て3年程の新しい透析クリニックなのでまだノウハウが浅い。まだ患者は少ないけどいずれは夜間もやっていきたいと思っています。そうすればもっと協力できる。」

 

・夜間の雇用形態は?

・何人体制?

・バイトも雇ってるのか?

・毎日夜間もやっているのか?

 

 

知らん!!笑

 

僕はただの一透析患者ですので。

 

その室長は今度見学に行ってみると言って去って行った。

 

気さくで親切な人だ。

何もわからない者に対してその人の立場になって話してくれる人は親切な人だ。この病気になってから色んな親切を感じている。自分ももっと人の痛みがわかる人間になりたいし、なれるはず。

これは、成長だ。

 

話を戻そう。

 

今日は何の日?

 

腎生検結果発表の日。

 

今日、せっかく久しぶりに主治医に会うので質問を用意した。

 

・腎移植するならどこがいいか?

・移植後の職場復帰のスケジュール

・娘への遺伝の可能性は。

 

どれも Big deal.

僕の中では大きな取り引きだ。

 

まずは結果発表、、

 

「わからない」

 

新喜劇ばりの大ズッコケ〜

 

腎生検で採取した細胞は三箇所。

どれも壊滅的に細胞は死んでいるとのこと。

 

例えて言うなら「焼野原状態」だと。

火事に置き換えると、全焼してしまったあとなので火元がどこか、どのように燃え広がったのか、なんで燃えたのか。全く証拠が残っていない為に原因を突き止められないんだと。

 

まあまあ分かりやすい例え話。

ここまで来ると何を言われても動じない。僕は鋼のメンタルを手に入れたのだ。

 

これから周りには、

僕の腎臓は焼野原なんです。と、説明しよう。つかみはバッチリなはずだ。

 

全国にいる腎臓内科の先生の中でも腎生検をみれる先生は限られているらしい。主治医の出来る限りの範囲で色んな先生に僕の細胞をみてもらうように今後も頼んでいくと言ってくれた。

 

親切な主治医だ。

 

僕の主治医はイケメン。

若いし、身長は180くらいでスタイルも良い。フェイスは華丸大吉の大吉先生みたいなシュッとした感じで学生の時はアメフト部でキャプテンやってました。的な爽やかな前分けな雰囲気だ。

勘違いしないでほしい。「的な雰囲気だということ。」

口数は多くを語らず、シャイな感じが更に好感をあげてくれる。ただこちらが質問を用意していないと問診はサラッと終わってしまうのは要注意。

 

Q1腎移植をするのは、東京女子医大を考えている。先日、姉が北里大学病院のセミナーに参加した。その際に、先生はもちろんチームとしてとても良い雰囲気を感じた。そこはどうか?

A.北里大学の先生は学会で何度か会っている。チームとして優れているので良いチョイスだろう。ただ、女子医大の年間症例数は圧倒的に多い。その他はトントン。

心配すべきは術後の通院。腎移植は他の病気に比べてハードルが一気に上がる。具合が悪くなった場合、みれる病院が相当限られるので手術する病院は通いやすい場所がベストだ。と。

 

Q2 NETで調べると、術後は様々な感染症にかかるリスクが高いために3〜4ヶ月は人前に出てはいけないとなっているが本当か?

A. 担当医によるが、早くて1週間で退院する人もいる。そこから1ヶ月程で復帰している。ただそれは術後の判断になるからあまり焦らないでほしい。半年〜1年までが色々とリスキーな期間なのでそこを頑張って乗り切りましょう。

 

 Q3 娘の遺伝は…?

 

A. 陰性。心配無用。

 

よかった。

 

取り急ぎ、一番心配していた嫁に娘への陰性結果をLINEで報告。

 

よかったよかった。

 

さて、着々とゴールに向かっている。

次は、紹介状を受け取り次第女子医大へ移植の予約だ。

 

ドナーの腎臓が正常か、そして医学的に移植が可能なのか。次の心配事が決まった。

 

病院から帰宅し改めて嫁に主治医と話した内容を報告していたら、嫁が1つ聞いて欲しい事があったと仰せ。

 

 

「先生は結婚してるのかな?」

 

敬愛なるJohn Lennon

 

我が家は今日も平和です。