日日是好日
4月から娘の入所(保育園)、移植手術の診察、まあ一応仕事と、なんやかんやで忙しなく過ごしています。
保育園が始まって、妻も5月からいよいよ職場復帰。今までのルーティンも変わるし頼って甘えてた部分も自覚して、サポートではなく一緒にやっていく事を念頭に日々を楽しみたいと思っています。
あんまり喧嘩はしないんだけど、妻とはたまーに言い合いになる。
これは、お互いに思ってる事もわかってるし何に不満を持ってるのもわかってるけど普段は我慢しちゃうから、溢れた部分がたまに吐き出される感じ。
いつも笑顔で元気でよく喋るし、真面目だから子育ても全力でしている姿に尊敬を覚える。そのおかげで娘も元気でよく喋る(風)だから僕も仕事が終わればすぐに帰りたくなる。
妻に頼るんじゃなくて頼られる存在にならなくちゃと改めて決意表明!!
さて、年度初めで職場の人事異動による新しい管理者の把握が今月のテーマなんだけど、よく自己紹介文にでてくる、好きな四字熟語だったり座右の銘ってありますよね。
今まで自分の座右の銘って決めてなかったから30歳にして初めて決めてみた。
ちょっと前にInstagram のタイムラインを見ていて知り合いが投稿していたネタで初めて知った言葉。
「日日是好日(にちにちこれこうにち)」
すごく違和感のある読み方と語呂ですよね。でも漢字の雰囲気からは縁起が良さそうだなという第一印象でした。
ウィキペディアで調べてみると、
禅語のひとつ。もともとは、唐末の禅僧雲門文偃の言葉とされ、『雲門広録』巻中を出典とするが、一般には『碧巌録』第六則に収められている公案として知られる。
なんのこっちゃ?って感じなんだけど。
すごく簡単に解釈すると、日々を楽しく過ごしていこう!という解釈。なんだけど、もちろんもっと深い意味がある。
例えば、「雨の日」
雨が降ると予定が崩れたり、不自由な面が増えてあまり良いイメージはないかもしれないけど、干ばつが続く地域にとっては恵の雨になる。雨具を売ってるお店ならもっと降れって思うだろう。
人が考える良し悪しの判断というのは自分中心の都合で左右されるわけで、「雨の日」というのは平等にある事実という事。ということは逆も然り「晴れの日」にも様々な都合が交差するわけです。
つまりは、毎日楽しく過ごそう!というポジティブシンキングというよりかは、いちいち細かい事は気にせず、雨でも雪でも台風でも来る時は来るんだよ!というようなお説教のような感じなのかなと解釈している。
雲門禅師のいう好日とは、好い日、悪い日という比べっこをやめようぜ!的な話なんです。
だから今回、腎不全になって落ち込んだけど色んな経験ができてる。
病気になって、
人の痛みがわかるようになった。
人のありがたみに感謝できるようになった。
生きてる心地を感じるようになった。
あれ?良い事ばっかじゃん?てな感じ。
嘘くさいセミナーみたいにはなりたくないけど、これは自分の本音であってその考えが
「日日是好日」という言葉でうまく表現できている。
うん、ということで座右の銘が決まりました。
マスメディア情報によると、今SNS上では
#高校生の自分に教えたいこと選手権
というのが流行ってるらしい。
スマホを頑なにスマートフォンと呼ぶ頑固者だが、すごくミーハーな一面も持っているんです。
おい高校生の君、
君は今の自分は世界で一番イケてると思っているだろ。世の中の全員が自分になればもっと平和になるのにって思ってるだろう。そんな事はない。世の中には自分が出来ない事を出来る人だらけだ。だからもっと人を敬え。見た目だけで人を判断するな。あと君はずっと健康でいると思うだろ。自分は事故には遭わないし病気にもならないと思っている。俺は君の12年後の君だ。腎臓が悪いんだ。もしかしたらすでに悪くなってるかもしれない。原因がわからないんだ。だから社会人になったら早い段階で健康診断をするべし。そして異常が出たら問診ではなく直ちに血液検査をしてもらいなさい。幸い事故には遭ってないが、ちょこちょこ自転車で自爆するぞ。社会人の君はいつも忙しなく日々荷物が多いんだけど、自転車のハンドルには荷物を掛けるな。あと格好付けてても自転車の時にハットは被るな。この2点を注意すれば自爆はしない。都内での自転車ライフは楽しいぞ。でも、もちろん辛い事だけじゃない。結婚してるし、子供がいる。充分に幸せな気持ちで日々を過ごしている。君の頭は良くないけど色んな人に助けてもらえる。それは君の良いところであり人徳に恵まれている。英語だけは頑張って勉強するんだな。あと1回くらいは留学するのもいいかもな。そんぐらいだ。
#高校生の自分に教えたこと選手権
移植手術の日程が決まった。
なにもなければ7/20。
ドナーは父親。適合検査はクリアし、あとは時を待つのみ。手術の日は必ず来る。不安はもちろんあるけど悲観的になるのはもったいないから。
今は師匠(妻)から教えてもらった娘の保育園の送り迎えにする事リストを覚えるので必死なんでね。