扁桃腺摘出手術
1年以上ぶりです。
なぜこんなにも、ブログを書かなかったのか。
お察しください。
「何も書くことがないし、書く時間もなかったから」です。
以前は、透析中とか腎生検や腎移植の入院中に時間潰しがてら広告収入が得られる透析ブロガーを目指してました。(本当に)
でも、その夢半ばもいかないタイミングで腎移植は成功の上、透析ライフは無くなり、健常人として社会人として3歳児のパパとして幸せな日々を過ごしていたのです。
つまり、元々は透析への活力、腎移植への励みの効果もあり、微力でも同じ境遇の人達の一つのネタ合わせになってくれればという願いも込めていました。
だから、本当はそのまま腎移植後の経過報告をしていきたかったんですが、これがまた日々戦いなんですね。仕事も子育ても両立はあり得ないです!!助け合いがないと有り得ないんです。世のシングルマザー&ファザーを心から尊敬します!!
ということで、偶然なのか必然なのかこのブログを読んでいる全ての人に腎移植後の経過を時系列でご紹介。
2018年
7/20 生体腎移植手術成功(1週間程で退院)
・3ヶ月間の休職
・その間、腎移植後クリニックへ週1で通院
・職場へは事情を全て考慮の上、通常勤務で復帰
・期間限定の主夫として料理スキルを磨く
・半年経過順調のため、検診は月1となる。
※腎臓の拒絶反応なし
2019年
7/20 1年後の腎生検(次回2年後予定)
8/30 生体腎移植経過良好のため、シャント閉鎖手術成功
9/1 腎生検結果報告
・IgA腎症発症発覚
対処法
①投薬治療
②扁桃腺摘出手術
11/26 扁桃腺摘出手術成功
なう。パチパチぱち👏
まとめるとですね、
移植後の経過は良好で今も月一の定期検診で通院しています。そこで予定通りの1年後の腎生検によって、拒絶反応はしていないが炎症を起こしている。これはIgA腎症というよくあるパターンの一つ。これを治すにはまだ医学的な立証はされてないけど、扁桃腺をとっちゃうとかなり効果的なんだよね。だからさっさととっちゃおう?ちなみにこの病気は急になることはほぼないから再発ということで元々の原因はこれだったんだね。びっくりするかもだけど、免疫異常を起こして自分の腎臓くんを痛めつけちゃう指令を送ってるのがこの扁桃腺ちゃんなんだよね。だから、さっきも言ったけどさっさととっちゃおうね、ねえねえねえ〜みたいな感じで先生が言ってた。(別にオネエとかではない)
だから、とりました。
僕の場合、元々腎臓がダメになった原因が解明されぬまま移植に至ったから今回の腎生検でそのミステリーも無事解けたんです。腎生検は本当にすごい。(ぜひ、以前のブログもご参照ください。)
ここから掲題の件に触れていきましょう。
入院期間は10日間(結構長い)
手術は全身麻酔で行われ、所要時間は麻酔を覚ます時間を含めて3時間くらい?
意識が戻ってきた時に妻の顔が確認できた時はすごくホッとしたな。
オペ自体は難しくないみたいなんだけど、厄介なのはやはり術後の痛み。
まず、麻酔から覚めた直後の吐き気。
これは個人差あると思うけど、僕はかなりきつかった。喉がめちゃ痛いから絶対吐くものかと死ぬ気でこらえた。
その後も3日間は地獄。喉がひたすら痛い。
なんか口の中に器具を入れて無理やりこじ開けてたから舌もすごい腫れててロレツも回らない状態。唾液も滝のように流れ出るからそれを飲み込むたびに喉の激痛。
ひたすらたえる。
そして三分粥すら食べれず、空腹との闘い。
術後の注意書としては、刺激物、熱い物、硬い物はNG。
現在4日目にして痛みは残るものの、その注意物以外はちゃんと食べれるようになり、元気を取り戻したんです。
ただね、やっぱり入院生活って本当ヒマなんで、いろいろギャンブルしたくなるんです。
ここからは僕のこの3日間の食べ物奮闘記の結果を極限の空腹状態と想像しながら御覧ください。
OK
バニラアイス(飽きた)
雪見だいふく(餅NGだけど◯)
プリン(飽きた)
ゼリー(想像通り)
コムタンスープ(3日目ならギリセーフ)
コーンクリームスープ(蘇生効果あり)
カフェラテ(口の中で冷ましながら)
うどん(最高)
水(命の水)
ウィダーインゼリー(MVP)
NG
お粥(飽きた)
お麩(飽きた)
お豆腐(見飽きた)
天ぷらそば(そばが喉に引っかかって痛い)
朝食バナナ(ゼリー状なのにたぶん成分がしみた
)
OKな部分に注目!!
意外に攻めて見ましたよ。
いろんなブログを見てみたんですが、やっぱりオーソドックスなアイスとかプリンがいいよ!みたいなネタしか見れなかったんで。
ウィダーインゼリーは重宝しました。
今後の誰かの参考になれたらいいなと。
とまあ、だいたいいつもこの2000文字あたりでバテてきちゃうのでもうやめます。
あっ、最後に真面目な話を。
病気とか手術で入院してると気持ちが落ちちゃうんだけど、全部が悪い方向にいくわけではないなって改めて思った。
なんでかって、別に率先して他の入院患者とコミュニケーションをとるわけじゃないけど、自分の耳に入ってくるワードはどれも新鮮で非日常的で面白い。
看護師さんと患者さんの会話や、見舞い客と患者さんの会話や患者さんの様子とかね。
みんな点滴ぶっ刺しながらカタカタゆっくり歩いてたり、車椅子で運ばれたり、元気そうだったり。今風な若い男の子とかお金持ち風なおじさんとかマザコン風な透析患者とか。
視覚的な刺激も新鮮で非日常的でスリリング。もちろん自分も含めてね。
いろいろ考える時間があるから今後の整理もできる。普段できない勉強もできるし情報も入ってくる。
あれ?入院病棟って自分にとってパワースポットなんじゃない?むしろアナザースカイ!?的なことを考えて1人でニヤニヤしてたらこのブログを書きたくなったんだ。
もちろん自分の家族もお見舞いに来てくれて。温かさや幸せを何十倍に噛みしめられる。
今日、愛する娘も会いに来てくれて、、
パパーって全力で走って来てくれて、
ちょっとした広場でちょっとした隠れんぼして。隠れんぼってこういうためにあるんだ。って意味不明な感心を抱いて。
思い出すだけで泣けてきたのでもうやめます。
次回の更新はいつでしょうか。
それは僕の腎臓のみぞ知ることかもしれません。
今は、スーパーで売ってるお寿司が食べたい。