折り鶴
NO TOUSEKI
NO LIFE.
こうするとなんかスタイリッシュ。笑
カート・コバーン、ジミ・ヘンドリックス、ブライアン・ジョーンズ、ジム・モリソンとか、
往年の天才ミュージシャンはこぞって27歳でこの世を去っている。
僕はその歳をとっくに超えた。
ここでハッキリと言えるのは、僕は天才ミュージシャンではなかったという事。
だって「猫踏んじゃった」も弾けない一般人ですから。
あと、もう一つコンプレックスがある。
折り紙で鶴が折れない。これは日本人として致命的で恥ずかしい。
僕の父親は、海外旅行が好きで小さい時に色々連れて行ってもらった。その時に憶えてるのは、泊まったホテルを去る時にはいつもチップと折り鶴を父は置いていった。
幼心にチップの意味は理解していた。
でも鶴はよくわからなかった。
27歳を過ぎた今ならなんとなくわかる気がする。
折れないけどね。笑
今入院している病院のトイレには千羽鶴が飾ってある。
散々、グチグチ言ってる入院生活だけど2週間もいるとちょっとは愛着が湧く。
だから転院前には、お世話になった看護師さんや先生には鶴を折る代わりにちゃんと「ありがとう」って伝える。
それなら絶対出来るから。
当たり前だけど大事な事。
転院先はご飯が美味しいといいな。