カテーテル
本日、透析3回目。
透析時間は1回3時間。
トータル9時間実施。
もう環境に慣れたと言えるほど適応能力はない。
透析とは、
腎不全によってろ過出来てない体内の毒素をマシーンで綺麗に補正する事。
ちょうど、転職した保険会社でも補正っていう用語があってちょうどそのスキルを習得した頃だったのですごくタイムリーですっと馴染んだ。
ただ仕事で使う補正とは、
間違ってしまった情報をその日に遡って修正するってことなんだけど、透析をしたところで悪くなった腎臓を遡って修正することは出来ないらしい。
同じ「補正」なのに、、残念。
正常な体が毒素に犯され「尿毒症」っていう病気によって頭痛や吐き気、最悪の場合ほっとくとそのまま死んじゃうらしいんだけど、この透析によって汚れた血液がクリアになりまた体内に戻ってくる。本来、とてもいい事なんだけど透析始めの頃はその補正された綺麗な血液を体が拒否反応を起こすらしい。
「不均衡症候群」と言って、症状は、頭痛と吐き気。
今もこのブログを書きながらまあまあズキズキしてる。
さっきの尿毒症と一緒だね。
でも全然違う。
前は恐怖と不快感しかなかった頭痛が、心地よく脈打ってる。
どことなくほのかにミントの爽やかな清涼感が体全体を巡ってる感じ。
たぶん、気分の問題だろうけどこれは透析患者にしかわからないはず。それか自分だけの被害妄想なのか。
入院生活は可もなく不可もなく。
初めて腎不全と宣告されてからちょうど1週間経つけど、だいぶ気分は落ち着けてる。何度も言うけどそれは家族が見舞いに来てくれたり励ましてくれてるから。
そして1週間ぶりにその先生と話せた。
出席者は、先生、僕、嫁、母親(僕の)の4人。先生を囲い座談会形式で行われた。
まずは、検査結果。
透析前の血液と透析後の血液の2回分を比較し、クレアチニンの量を測定。これが透析後にクレアチニンが増えていないと急性腎不全。増えていると慢性腎不全で透析続行が決定する。
結局はまだはっきりしてないとのことでしたが、1回の検査では増えてるとのこと。
腎移植を視野に入れながら、まずは絶対条件で透析が必要と言われた。
ただ可能性として、透析を続けていく過程で透析が必要なくなる事もあるらしい。それは続けていかないと分からないとの事で一つの目安としては3〜4ヶ月。
やっと薄い道筋が見えた。
透析療法には、大きく分けて2つある。
・血液透析
・腹膜透析
それぞれにメリット、デメリットがあるんだけど、そこは割愛します。
大半の患者は血液透析らしく、僕も自然にそっちをチョイス。
透析患者って週に3〜4回、1回につき3〜4時間の通院を強いられるので日常生活が困難という判断になり「第一級障害者」なんだって。
えっ、、
ってなったけど、幸いにも今入院している所は透析専門の病院で今年の2月から24時間透析という、画期的な方法で夜の通院も可能なんだと。
最近流行りの、エニタイムフィットネス的な今風の感覚!笑
スタートはドン底だけど、なんかだんだん運気が上がってる気がしている。
実は僕の首には入院当初から太めの管が刺さっている。
「カテーテル」っていうらしく、入院中その管を使って今は血液の出し入れをしている。
とにかくかゆい。その太い管は痛くはない。ただその管を固定しているテープでとにかくかゆい。あと邪魔。
結局、今後の透析ライフには邪魔になるので「シャント」という手術をする。
説明がめんどくさいので簡易的に述べると手首あたりの動脈と静脈を引っ張ってきて透析をしやすくするんだって。
もうこのかゆみから逃れられるならなんだっていいと思ってる。ぐらいにかゆい。
シャントが出来たら、退院できる。
目先の目標がやっと出来た。
話を少し戻すけど、
透析してから足のむくみが劇的にとれた。細身の体型ながら、サッカーをしてたので足はしっかりしてると思ってたんだけど、今はめちゃめちゃ細くなってだいぶ美脚に。笑
だいぶ、足はむくんでたんだなって反省するほど。
みなさん、足のむくみは何かのサインかもしれませんよ?